中国科学院上海硅酸塩研究所の大学院生が富山県立大学・山梨県を訪問

中国科学院上海硅酸塩研究所の大学院生が富山県立大学・山梨県を訪問

(報告者・知能デザイン工学科唐木准教授)

  独立行政法人科学技術振興機構の平成26年度日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)の支援を受け、富山県立大学は平成26年11月4日~11月13日に、中国科学院上海硅酸塩研究所から大学院生10名を受け入れました。
本招聘の目的は、両機関の交流を深めることと、環境保全を重視する我が国の取り組みを示し、共同に地球環境に優しい行動をしようとすることにあります。
11月4日の上海富山便で入国した後、予定通りにすべての訪問行事を終え、11月13日の羽田上海便で全員が無事に中国へ帰国しました。
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富山空港に到着

初めての日本訪問が連日の好天候の中でスタートし、来訪の学生たちは綺麗な青空と冠雪の美しい立山に魅了され、これが記憶に残る日々だと言ってくれました。

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石塚学長と懇談

歓迎式や富山県立大学紹介、石塚学長と懇談を行った後、環境に関する講演「風が運ぶ大気汚染」を受講し、PM2.5などによる大気汚染の話題について話し合いました。続いて関連する9つの研究室を見学し、交流を図りました。

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環境工学科渡辺教授講演会

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研究室見学

世界企業であるYKKグループを見学しました。ファスナーやアルミ建材メーカーとして有名ですが、環境保全対策も心に残る成果があります。2008年に余った工場の敷地を「YKKセンターパーク」としてオープンし、小動物の呼び戻しや森の再生などを行っています。見学を通じて、見学者は日本メーカーの環境意識を実感しました。
富山県立大学所在の射水市にある魚養殖会社、堀岡養殖漁業協同組合を見学しました。日本海に隣接する地理的な優位を生かしたヒラメやトラフグなどの高級魚を海水で養殖する現場の見学は、刺身という日本の代表食に親近感をもたらしました。

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YKK見学

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堀岡養殖漁業協同組合見学

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世界遺産の五箇山合掌造り相倉集落見学

富山県の世界遺産、相倉合掌造り集落の見学もしました。また、富山県定公園に指定されている庄川峡の雄大な自然を遊覧船で楽しみました。皆さんは、秋の紅葉に染められた庄川の両岸に山々の美しさに感激し写真をたくさん撮っていました。さらに、新湊大橋と海王丸パークも見学し、日本風の魚料理、回転すし、焼き肉などを楽しみました。
11月9日に富山を出て山梨県へ移動し、山梨県立科学館を見学しました。その後、山梨県西湖にある光風閣くわるびで講演「Products and business model of future eco-friendly society」を受講し、全員がここで開かれた第6回日中強誘電体応用会議に参加し、ポスター発表をしました。その中、岳晴雯YUE Qingwenさんが優秀ポスター賞に選ばれました。参加者100人を超えた国際会議での発表と交流を通じて、未来を担う若手研究者の最先端の科学技術への理解や関心が促進されたと思われます。

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新湊大橋と海王丸パーク見学
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日本風魚料理の店

最終日は、森の中にある山梨県立富士湧水の里水族館を見学した後、河口湖上山公園のカチカチ山ロープウェイを乗り、雄大な富士山の姿を満喫しました。
修了証書授与式での聞き取り調査では、今回の「さくらサイエンスプラン」を満足している、日本が好き、また行きたい、日本を今後の進学や就職の選考先とするなどの意見が相次ぎ、未来を担う両国の若手研究者交流の有効性を再認識しました。富山県立大学と中国科学院上海硅酸塩研究所、さらに日本と中国の架け橋となり、一層の交流ができるように願っています。

 

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羽田空港出発ロビーでの記念写真